皮膚のバリア機能ってなに?どうやったら壊れずに済むの?

コラム

スキンケアのことを調べていると、必ずお肌の「バリア機能」という言葉に触れることになると思います。名前からして、肌を保護している機能だということはわかりますが、「バリア機能が壊れる」などといった表現を見ると、壊れてしまうこともあるよう。それも簡単に。しかも、壊れると肌トラブルが起こるというヤツです。

ということで、この記事では、

  • バリア機能とはなんなのか?
  • どういう構造でできているのか?
  • 壊れるとどうなるのか?
  • どうしたら壊れるのか?どうすれば壊れないのか?

について調べた内容をまとめます。

皮膚のバリア機能とは?

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通常は肌の一番外側にある厚さ約0.02mmの「角質層」がバリア機能を果たし、紫外線やホコリ・細菌などの外的刺激から肌を保護しています。

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5842/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

私たちの体表面を覆っている皮膚には、外界からの異物の侵入や攻撃から体を守り、その一方で体内から水分が蒸散するのを防ぐというバリアの役割があります。この大切な役割を担っているのは、表皮のいちばん外側で外界と接している角層です。具体的には、角層細胞内の「天然保湿因子(NMF)」が保持する水分と、角層細胞間を埋める「細胞間脂質」による隙間のない構造と、角層表面の「皮脂膜」がバリアの役割を果たしています。

https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol21.html こばやし皮膚科クリニック・院長 小林順一ドクターより

「天然保湿因子(NMF)」は、角質層に存在する保湿成分のこと。水分を取り込む「吸水性」と、水分を維持する「保水性」を持っています。NMFの約半分はアミノ酸。アミノ酸は肌の保湿の大切な要素です。

https://maison.kose.co.jp/article/g/gskincare-20200403/

皮膚のバリア機能は、うるおい成分で保たれています。大きくは、水分、水溶性のうるおい成分、油溶性のうるおい成分の3つに分かれます。バリア機能の低下を防ぐために、水分は水(精製水)で、水溶性のうるおい成分は保湿成分で、油溶性のうるおい成分はエモリエント成分でサポートしています。この3つの種類の成分を、基本的には、化粧水、乳液、クリームを塗布することで補っています。

https://maison.kose.co.jp/article/g/gskincare-20200403/ 株式会社コーセー「MAISON KOSÉ」より

皮膚のバリア機能まとめ

  • 肌のバリア機能=角層が担っている
  • 角層とは、肌の一番外側にある厚さ約0.02mmという薄い部分
  • 具体的に、バリアの役割を果たしているのは下記の3要素(大きくは水分油分
    • 角層細胞内の「天然保湿因子(NMF)」が保持する水分
    • 角層細胞間を埋める「細胞間脂質
    • 角層表面の「皮脂膜」
  • バリア機能の役割は、主に下記の2つ
    • 外界からの異物の侵入や攻撃からの保護
    • 体内からの水分の蒸散防止

バリア機能が低下している人は、角層に水分と油分を補給する必要があるってことね。化粧水・乳液・クリームは、バリア機能の補佐をしてるってことなのかなあ。ってことは、定期的に話題になる肌断食は、バリア機能が弱ってる人はやらないほうが良さそうだね。逆に、バリア機能がしっかり仕事してる(?)肌の人は、化粧水も乳液もクリームも不要!?

乳児期(中略)基本的にまだ皮膚が薄く、バリア機能が弱い

https://www.kakogawa.hyogo.med.or.jp/memo/%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AE%E7%B4%AB%E5%A4%96%E7%B7%9A%E5%AF%BE%E7%AD%96 一般社団法人加古川医師会より

触り心地からも、大人の肌と比較すると赤ちゃんや小さな子どもは皮膚が薄いことがわかると思います。だから、赤ちゃんや小さな子どものスキンケアは大事なんだね。

バリア機能が壊れるとどうなるのか?

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5825/

肌がザラザラしてしまう

肌の水分量や皮脂量が十分でない、いわゆる乾燥した肌では、表面の角質がめくれあがりやすい状態になり、ザラザラ肌に陥ってしまいます。

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5825/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

ニキビやじゃないけど、触るとなんか肌がザラザラする時ってありますよね。(※できれば触るな)あれって角質がめくれあがってたのか…

くすみや肌荒れなど、肌トラブルを起こしやすくなる

汗や摩擦などの外部からの刺激で肌トラブルを起こしやすい状態となります。肌(角質層)の水分が保てなくなり、肌がカサカサと乾燥しがちになります。

https://www.kao.com/jp/binkanhada/skin_02_04/ 花王

紫外線の影響で肌のバリア機能が低下すると外的刺激を受けやすい状態になり、くすみや肌荒れも起こしやすくなる

https://www.ellegirl.jp/beauty/makeup-skincare/a101732/b-feat-uv-20-0422/ タカミクリニック 山屋雅美ドクターより

バリア機能が低下する原因

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角層の水分量が減少すると、肌のバリア機能が低下し、表面は乾燥して鱗屑(りんせつ)や亀裂でざらついたドライスキンになります。

https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol21.html こばやし皮膚科クリニック・院長 小林順一ドクターより

つまり、角層の水分量が減少すると肌のバリア機能が低下してしまうってことね。

バリア機能低下の原因①紫外線

紫外線は日焼けをおこすだけでなく、皮膚のバリア機能を低下させ乾燥させます。

https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol21.html こばやし皮膚科クリニック・院長 小林順一ドクターより

日焼けは肌が軽い火傷を負って炎症している状態です。肌が炎症を起こすとバリア機能が弱まってしまう

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5842/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

肌の表面には、水分の蒸発を防ぎ、刺激物や微生物が肌に侵入するのを防ぐための保護層があります。肌を保護する上で大事な役割を果たしているのは、角質と皮脂膜です。紫外線は、この皮脂を酸化し、保護層全体の働きを弱めてしまいます。

https://www.sk-ii.jp/skincare-101/what-happens-to-your-skin-without-uv-protection SK-IIより

紫外線対策がバリア機能の保護につながるってことね。日焼け止めはもちろんのこと、できれば日傘や帽子、アームカバーなども取り入れた方が良さそう。

バリア機能低下の原因②間違ったスキンケア

間違ったスキンケアは乾燥肌を引き起こす原因となるので、注意が必要です。洗浄力の強すぎる洗顔料を適正量外使ったり、熱すぎるお湯で洗ったりするとバリア機能を維持するために必要な皮脂まで洗い流してしまいます。体や顔はゴシゴシ擦るのではなく、優しく撫でるようにケアをしてあげましょう。

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5842/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

洗顔のしすぎや過度なピーリングは禁物です。肌のバリア機能に必要な角質を剥がしてしまい、ターンオーバーのサイクルを無理に早めてしまいます。熱いお湯での洗顔や、タオルでの摩擦にも注意してください。自分の肌に合わない洗顔料、化粧水、クリームなどによるスキンケアも、肌トラブルにつながるので控えましょう。

https://www.ssp.co.jp/hythiol/troublenavi/roughskin/declineskinbarrier.html#:~:text=%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AA%E8%82%8C%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E8%A7%92%E8%B3%AA,%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%80%82 ハイチオール(R)

1つ目は「熱めのお湯」は避けることです!40度以上のお湯は皮脂を溶かして流してしまうため、触ったあとはカサカサしてしまいます.(中略)

2つ目は固めのタオルでゴシゴシしたり、爪で皮膚を搔いたり等、肌への物理的な刺激もバリア機能を壊してしまいます。(中略)

3つ目はアルコールや界面活性剤などの使用は、皮脂を溶かして科学的な刺激を与えてしまいますのでお勧めできません。

https://u-lab.my-pharm.ac.jp/~self-medication/wordpress/%E3%81%8A%E8%82%8C%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%82%92%E5%82%B7%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%A3%E3%81%A6%EF%BC%9F/ 明治薬科大学セルフメディケーション学研究室

↑この、明治薬科大学セルフメディケーション学研究室のサイト、肌のバリア機能を傷つけない生活についてわかりやすく書かれていて見やすいです。

バリア機能低下の原因③乱れた生活習慣

乱れた食生活や睡眠不足・ストレスなどの生活習慣も肌環境を悪くし、結果的にバリア機能を弱めてしまうことがあります。普段から健康的な生活を心掛けていきましょう。

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5842/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

バリア機能低下の原因④体質や加齢

敏感肌の原因は、肌の乾燥だけではなく遺伝的な体質も関係している可能性があります。(中略)また、年齢を重ねるごとに肌のバリア機能を維持する皮脂や天然保湿因子・角質細胞間脂質が減少する傾向にあり、「加齢」によって敏感肌の症状を引き起こすことも考えられます。

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5842/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

肌のバリア機能を維持するためにできること

保湿(正しいスキンケア)

皮脂膜の機能と角層の水分量を維持するため、保湿を行います。洗顔後や入浴後、肌の水分量はどんどん減少していくので、できるだけ早く保湿することが大切です。

https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol21.html こばやし皮膚科クリニック・院長 小林順一ドクターより

バリア機能を上手に働かせるためにはまず、肌の乾燥を防ぐことが重要です。日頃から保湿をはじめとした正しいスキンケアを行いましょう。

https://general.kenei-pharm.com/learn/dry-skin/5842/ クリスタル医科歯科クリニック・内科院長 中島由美ドクター監修

部屋の湿度を適切に保つことは、美肌を保つ観点からも非常に重要です。

紫外線対策

肌のバリア機能をキープするために、栄養のとれた食生活を心がけ、強い外部刺激(紫外線、摩擦、乾燥など)から肌を守りましょう。

https://www.ssp.co.jp/hythiol/troublenavi/roughskin/declineskinbarrier.html#:~:text=%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AA%E8%82%8C%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E8%A7%92%E8%B3%AA,%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%80%82 ハイチオール(R)

規則正しい生活習慣

「ターンオーバー」と言います。詳しく説明すると、このターンオーバーのサイクルが通常よりも長くなると、古い角層細胞がいつまでたってもはがれ落ちず、角層部分が厚くなって、くすみやざらつき、肌の乾燥につながります。一方、サイクルが短すぎると、天然保湿因子(NMF)がしっかりつくられないまま、未熟な角層細胞が積み重なることで、肌の保湿力やバリア機能も低下してしまいます。

ttps://medical.shiseido.co.jp/ihada-lab/article/ih02.html 四谷三丁目皮膚科院長 山田美奈ドクターより

ターンオーバーとは

肌が新しく生まれ変わる一定のサイクルのこと。表皮の奥から新しい細胞がつくられ、約2週間かけて角層へ押し上げられていきます。角層で肌のバリア機能を保つ働きをした細胞は、約2週間後に垢などとしてはがれ落ち、新たな細胞と入れ替わります。

栄養たっぷりの食生活

内側からのケアも欠かせません。肌の材料となるタンパク質や、便秘を防ぐ食物繊維、ターンオーバーの働きを助ける以下のようなビタミン・ミネラルを補給できる食事を心がけましょう。

https://medical.shiseido.co.jp/ihada-lab/article/ih02.html 四谷三丁目皮膚科院長 山田美奈ドクターより

良質で適度な長さの睡眠

肌をつくる細胞は睡眠中につくられています。特に、眠りに落ちてから最初の3時間の間に訪れる「ノンレム睡眠(深い眠り)」のときに、成長ホルモンが十分に分泌されることで、肌のターンオーバーが活発に行われます。

https://medical.shiseido.co.jp/ihada-lab/article/ih02.html 四谷三丁目皮膚科院長 山田美奈ドクターより

適度な運動

おすすめは、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動です。血液の循環を促すことで、体の隅々まで必要な栄養や酸素が行き渡り、肌のターンオーバーを正常化させるのに役立ちます。また、運動によってストレスが溜まりにくくなったり、寝つきがよくなったりなど、美肌に導くさまざまな効果が期待できます。

https://medical.shiseido.co.jp/ihada-lab/article/ih02.html 四谷三丁目皮膚科院長 山田美奈ドクターより

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